82歳の肝硬変患者が入院中に昼夜逆転とうつ病を発症。VTLが設置された病室に移動し、退院までの14日間を調査。
【黄色の線】
左軸:カロリンスカ眠気尺度
(1「非常にはっきり目覚めている」から9「とても眠いの段階を表す尺度)
【青色の線】
右軸:夜中に何度起きたかを示した回数
2007年から2009年までの間、順次施設において、VTLが導入された。
知覚異常、方向感覚の喪失、夜と昼間が逆転している12名の認知症の女性患者で、それぞれ21日間調査した。
【縦軸】
夜中に目が覚めた回数の平均値
【横軸】
それぞれの条件ごと
T1(2007年8月) リニューアル前の旧館で、ハロゲンの蛍光灯の病室
T2(2007年8月) リニューアル後の新館で、8週間前にVTLを導入した後
T3A(2008年2月) リニューアル後の新館で、12ヶ月と4週間VTLを導入した後
T3B(2009年1月) リニューアル後の新館で、通常のLEDの蛍光灯の病室
T4A(2009年3月) リニューアル後の新館で、通常のLEDの蛍光灯の病室
T4B(2009年3月) リニューアル後の新館で、8週間通常のLEDの蛍光灯の後VTLを導入中
サーカディアンリズムは日中活動期のコルチゾール上昇と夜間休息期のメラトニン上昇によりコントロールされています。サーカディアンリズムにメリハリをつけるためには朝の光を浴び、就寝前や夜間には明るすぎる光を避けることが良いとされています。
VTLは光をコントロールして朝日が昇って夜太陽が沈むまで自然光の光を室内でも人工的に作り出すことで、ホルモンのバランスを整えることを助けます。
コルチゾール:
新陳代謝を刺激するためのホルモン
メラトニン:
睡眠や休息を取りやすい状態にするホルモン
患者・高齢者のサーカディアンリズムを整え、心身のバランスをより良い方向へ導くことが目的です。また、それにより医療従事者や看護スタッフ、ご家族の疲労軽減も期待できます。病院経営においては、ライト管理システムの負担もなくLEDライトによるランニングコストの軽減も見込めます。
ケアホームの廊下にVTLを導入
ICUにVTLを導入
本社
〒613-0031 京都府久世郡久御山町佐古外屋敷64
TEL.0774-44-5161 FAX.0774-44-5576